命名書を刺繍しながら気づいた、夫の大阪弁ワールド
こんにちは。刺繍作家のmaileです🪡✨
本記事では、番外編として、夫の大阪弁に戸惑ったお話をしたいと思います。
地味に人気のこの企画、実は2回目です。第1回目が気になる方はこちら↓

さて、本記事でも、夫が使う不思議な大阪弁(?)を紹介します。
命名書の刺繍を作っていたある日、夫がぼそっと言いました。

おぉ〜っ!シュッとしてるやん👏
正直、私は思いました。
「……刺繍が“シュッとしてる”? どういうこと?」😳
刺繍の話から、思わぬ大阪弁トークに発展!
今日はその中でも印象的だった3つの言葉を、
「私が想像していた使い方」と「ホンマの意味」を紹介します。
「シュッとしてる」って何!? おしゃれの褒め言葉やった!
夫が初めてこの言葉を使ったのは、私が刺繍した命名書を見た時。



これ!めっちゃシュッとしてるやん!



え?刺繍糸が細いってコト?
私は最初、「シュッとしてる=スリム」だと思っていました。
けれど本当の意味を聞いてびっくり!



“刺繍がシュッとしてる”っていうのは、”洗練されていてセンスが良い”という意味やで。
なるほど…。
つまり「センスがいい」や「上品」という褒め言葉だったのです。
刺繍作品を見て「シュッとしてる」と言ってもらえるのは褒め言葉でした☺️✨
「知らんけど」で逃げる!? 最強の大阪弁テク
続いて夫が使う大阪弁第二弾「知らんけど」
ある晩、糸の色選びに迷って夫に聞いたときのこと。



刺繍糸の色をピンクか赤のどちらにしようか迷ってる。どっちが良いかな?



ピンクちゃう?知らんけど。
この“知らんけど”に、私は思わず笑ってしまいました😂
心の中で「いや、知らんのかい!」とツッコミ。
でも大阪では、「自分の意見を押しつけずに柔らかく伝える」という便利な言葉のようです。
つまり、「ピンクがええと思うけど、最終判断はあんたに任すで」という優しさの表現。
意外と便利な言葉で、つい私も使ってしまうことがあります。



今回の作品はかなりキレイにできた!知らんけど。
「勉強する」って、まさかの“値切る”!?
家電量販店での出来事。
家電を選んでいると隣にいたお客さんが店員さんにこう言いました↓



これ全部まとめて購入するので、ちょっと勉強してもらえる?
これを聞いた私、「一体、何を勉強するの…?」
私はてっきり「講習会」か何かの話かと思いました。
でも実はこの「勉強する」って「値引きする」の意味なんですね。
夫によると、



大阪では“ちょっと勉強してや”って言うたら、“安くしてや”ってことやで。
「値引きしてや!」というと直接的すぎるので「勉強してほしいな」と柔らかく(?)伝える、大阪人なりの優しさなのかもしれません😌
(でも私には使う勇気がありません😂)
刺繍も大阪弁も優しさでできてる
夫の大阪弁に最初は戸惑いましたが、
よく聞くと、どれも人を傷つけないやさしい言葉なんですよね。
刺繍も同じ。糸一本一本に思いやりを込めて、
見た人が「ほっ」とするような作品を作りたい。
そして次に夫が「シュッとしてるやん」と言ってくれたら、「ありがとう😊知らんけど」って返そうと思います。


